2010年3月24日

関西・銅スクラップ、荷動き好転

 「3月に入ってから急速に原料在庫がさばけた」。関西市場の故銅原料問屋筋の声だ。これを裏付けるかのように、ある大手伸銅メーカー資材担当者は「確かに在庫が豊富とはいえない。今月は問屋に積極的にお願いしている」と話す。

 またこれとともに市中では品薄浸透下でメーカーと長契を結んでいる扱い問屋が来月以降の納入玉確保のために、売り手不在のもとで出血買いに動くケースが散見され、1号銅線、新切上銅、黄銅削り粉など市中浮動玉がひっ迫している品種に一部突出した高値取引が見られている。

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