2010年5月10日

銅スクラップ市況、暴落眺め総手控え

 連休明けの銅建値がリーマンショック直後の2008年10月以来となる8万円の大幅下げとなり、関東地区の銅スクラップ市況は荷動きが一段と鈍化しそうだ。相場暴落で末端のスクラップ取扱業者は見送りムード。一方、買い手の原料問屋は在庫評価損を薄めるのに必死で、極端な高値は出せない。相場伸び悩みが売り手の手控えをさらに後押しする悪循環が起こる可能性がある。