2010年6月9日

マグネ合金、チタン被覆 薄板大型化

 大阪府立大学の井上博史准教授はこのほど、チタン被覆を施したマグネシウム合金薄板の大型化に成功した。これまでに板厚0・5ミリの小型クラッド板の作製に成功していたが、幅200ミリ×長さ750ミリの大板を今回試作し、曲げ加工でも良好な寸法精度を得た。

 高い強度と耐食性を持つ新しい軽金属材料として期待され、今後は実用化に向けて長尺コイルの試作も検討している。