2010年8月17日

被覆銅管、値上げ機運

 空調の冷媒配管などに使われる被覆銅管を値上げする動きが活発化してきた。空調システム部材販売で最大手の因幡電機産業が、今月1日納入分から販売価格を引き上げたほか、その他の会社も7月以降、相次いで10―15%値上げしている。

 各社は昨年10月にも値上げをめざしたが十分に浸透できなかった。その後、主要原材料である銅地金が一段高となり、企業努力だけでは上昇分を吸収することが困難になったため、再度値上げに踏み切った。