2010年10月21日

中国産レアメタル、対日船積みが再開

 中国産レアメタルの対日輸出が動き始めた。尖閣諸島沖で発生した漁船衝突事件が発端となり、中国政府は9月下旬から希土類(レアアース)の対日禁輸を実施。この影響や10月上旬まで休みが続いたこともあり、タングステンなどのレアメタル輸出も停止していたが、連休明け後は船積みが無事再開された。

 ただしタンタルなどの航空便は、荷動きが止まったまま。希土類輸出も依然として不透明な状況で、対日輸出の正常化には程遠い状況となっている。