2010年12月3日

銅地金長契、アジア向け交渉本格化

 国内銅製錬メーカーとアジア地域の需要家による、2011年積み銅地金の長期契約交渉が本格化している。需要家側は来期の契約数量の上積みを要請しているが、鉱石不足などで減産を続ける製錬側は、それに応じるだけの十分な余力がなく、契約数量をめぐって交渉が続けられている。

 世界の銅地金需給はアジア市場が最も引き締まっているため、需要家側としては長契比率を引き上げ、必要な原料を先行して確保しておきたい考え。

スポンサーリンク