2011年3月15日

電線、光ファイバー供給不安

 大手電線メーカーで被災の影響が最も大きいのは、日立電線とみられる。直轄の製造拠点が茨城県日立市および周辺地域に集中し、すべて操業停止となっている。

 製品供給面で懸念されるのは、フジクラ・佐倉事業所(千葉県佐倉市)の操業停止。住友電気工業の清原住電、横浜事業所も止まっているため、光ファイバー用ガラス母材、光ファイバーの国内大手3社のうち、稼働しているのは古河電気工業の三重事業所(三重県亀山市)のみと判明した。

 送配電インフラ向けの高圧電力ケーブルを造るジェイ・パワーシステムズ、ビスキャスも主力工場の操業が停止。14日は東京電力の計画停電を警戒した操業見合わせも出ており、高圧電力ケーブル製造のもう1社、エクシムが東電管内の工場を止めた。

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