• 産業新聞購読者用ログイン
  • 産業新聞とは

更新日: 2011年3月22日

判断迷う非鉄流通筋 品薄・相場安・期末環境

 市況品といわれる非鉄地金や伸銅品を調達するにあたり、流通問屋や需要家に気迷いが生じている。東日本大震災の影響で需給タイト化が予想され、供給責任上では現物を確保しておきたいところ。しかし時期的には年度末の決算期を迎えており、出荷予想や相場など、あらゆる面で不透明感が強く、判断が難しくなっている。

 東北地方の複数の製錬所が被災した亜鉛は、国内供給能力の半分以上が停止している状態で、供給不安が早くから指摘されてきた。扱い筋には仮需を含めた引き合いが多く来ており、関西の地金問屋は「ひも付きを優先し、それ以外の思惑買いや駆け込みは断らざるを得ない」と話す。

 一方で「品薄懸念に相場安が重なって、判断が難しい局面」と指摘する。亜鉛建値は17日付でトン1万円下落し、月初からは計3万円値を消した。市中相場は足元建値平均が指標となるため、月初からの下げ幅はキロ15円前後となったが、このまま横ばい推移しても約10円続落する見通し。相場の地合いも僚品鉛に比べて緩く、さらなる下値も想定される。

 リーマン・ショック前までは、南米やアフリカからの電気亜鉛の輸入実績があり、商社筋が市中の引き合いを受けて輸入ルートを探しているもよう。需要家サイドも「海外にはLME在庫もあるので、手当てに困ることはないと思う」(めっき業者)と悲観的ではないようだ。

 錫の市中相場は、震災前からの下落も含めると、最高値時からキロ400円を超える下げとなった。全量を輸入に頼っているため供給不安は薄く、対日輸出最大手のインドネシア・ティマ社も今月出荷を予定通り実施すると伝えている。

 1月下旬からの相場高騰で手控えムードとなり、調達遅れから市中では手持ちの玉切れも発生していた。海外安でようやく買い場が設けられたものの、続落警戒感が引き続き強く、問屋受注は低調のようだ。

 伸銅品では東日本エリアに位置するメーカーが、計画停電の影響を受け、今後の生産の落ち込みが予想される。関西圏ではそれを見越して「全般的にユーザーの手配のピッチが上がってきた」(二次問屋)という声もあり、在庫の減少スピードは速まっている。

 関西地区における市中取引では、足元の銅・亜鉛建値とそれに連動するメーカー原料買値が即日反映される。その建値が先週から急落し、黄銅棒の指標価格もキロ50円以上ダウン。海外反発で週明けの建値上げ戻しの可能性が高まったが、「先行きが全然読めず、手当てした材料の売り先も保証されていない」(同)と消極的。

 黄銅棒では高値による補充手控えと、一部メーカーの納期遅れもあり、市中在庫に欠品も散見される。場合によっては今後、需給バランスがさらに引き締まる可能性もある。 ...
産業新聞本紙ではWEBにはない記事を多数掲載しています。WEB上では短くカットされている記事についても紙面では全文掲載しています。本紙に興味のある方は 見本紙 または ご購読 をお願いします。


このエントリーをはてなブックマークに追加

産業新聞とは
産業新聞購読申込み
産業新聞PC版申込み
80周年記念新規購読キャンペーン

産業新聞購読申し込み

産業新聞PC版申し込み

=06-6443-8550

受付時間:平日10:00~18:00

検索

日付
RSSフィード
Google+

相場・統計データはこちら

日本鉄スクラップ総合価格 (メーカー炉前平均)(産業新聞)

 2016/12/08
H2新断プレス
24300円 (―)27300円 (―)
211.73ドル (0.76)237.87ドル (0.85)

 換算レート (TTS) 114.77円 / ドル
 * 東京・大阪・名古屋の3地区電炉メーカー購入価格平均(トン当たり)

2016/12/08調べ (△印は上げ、▼印は下げ)
(円/トン)
品種東京大阪
条鋼類
異形棒鋼
SD295(直送)D16-25
5200050000
H形鋼
5.5/8 x 200 x 100
6700067000
鉄スクラップ
H21500013000

鉄鋼市場価格へ

現金(円/kg)
品種 東京大阪
高値 安値 高値 安値
地金
電気銅 685 680 683 678
電気亜鉛 352 346 352 346
電気鉛 313 310 313 310
アルミ二次地金 99% 200 195 200 195

非鉄金属市場価格へ