2011年3月28日

復旧資材供給に責任 電線工業会

 日本電線工業会の吉田政雄会長(古河電気工業社長)は25日記者会見に臨み、「業界を挙げて電線・付属品の生産体制の維持・復活、供給体制の確保に注力し、復旧資材としての電線の供給責任を懸命に果たしていく」との指針を明示した。地震発生以降、経済産業省非鉄金属課と緊密に連絡を取り合い、情報収集・発信にあたっていると説明。電線安定供給の観点に立ち、同課に電力の総量規制を要望したことも明らかにした。

 工業会事務局の説明では、今回の震災の直接被害(計画停電などの影響を含まない)で、銅電線の国内総生産量(銅量)の約10%に当たる設備が、3月第3週時点で被害を受けていると試算。

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