2011年8月9日

廃自動車エンジン、関東の発生 一段と低迷

 国産アルミベースメタル(ADC10相当)の原料となる廃自動車エンジンの発生量が、関東地域で一段と細っている。使用済み自動車の解体車両の減少などで、もともと発生が低迷していたところに「廃自動車エンジンをマレーシアに輸出する動きが広がっている」(扱い筋)。こうした事態を受けてアルミ再生塊メーカーは、深刻な原料不足に直面、稼働率が50%以下に落ち込み赤字操業を強いられるメーカーも出ている。