2011年9月7日

JX金属、Cd-Zn-Te半導体基板 放射線向け用途開拓

 JX日鉱日石金属はカドミ―亜鉛―テルルの化合物半導体基板で、放射線分野の用途開拓を目指す。現在の主用途である赤外線分野は、宇宙衛星向けなどが中心で市場は狭い。一方の放射線分野は市場規模が大きな医療関連などで使われるため、販売数量の大幅な増加が期待できる。

 今後は放射線向けの基板製造技術の確立を進めながら用途開拓を図り、既存の赤外線向けとともにカドミ―亜鉛―テルル半導体事業を強化していく考えだ。