2011年9月20日

枝野経産相、攻めの資源外交展開 研究開発、産業化優先

 枝野幸男経産相は15日夜、産業新聞社などとの共同インタビューに応じ、資源の安定確保の在り方について、「(関係企業の)国内立地を維持できるような戦略的な攻めの資源外交を展開していくことが必要だ」と強調し、海外鉱山における資源権益の確保に自ら乗り出す考えを表明した。

 同相はまた、「ここ10―20年間、わが国の資源関連の研究開発自体が弱くなっている」と率直に認めた上で、「産業化に回るような資源配分の仕組みに相当力を入れていく」との中長期に及ぶ資源戦略に言及した。