2011年12月9日

レアメタル価格、電子材向け中心に続落

 レアメタルの国際相場が電子材料用途を中心に続落している。液晶パネルの透明電極に使うインジウムが、夏前のピーク時から約3割下落しているほか、化合物半導体などに使われるガリウムも4割以上安い。

 自動車関連や中国の生産比率が高い一部鉱種は底堅さが見られるが、液晶テレビやパソコンの売れ行きが悪く、末端素材のレアメタル需要は全体的に動きが鈍い。