2011年12月9日

黄銅棒、需要低迷 長期化の様相

 黄銅棒需要の低迷が、長期化の様相を呈してきた。国内の黄銅棒生産量は10月に1万4042トンと、2年ぶりの低水準を記録したが、多くの関係者が「11、12月は1万4000トンを下回るだろう」(大手黄銅棒メーカー幹部)とさらなる悪化見通しを語る。

 来年1―3月期も大幅な回復は難しいとの見方が大勢で、夏以前の1万7000トン前後の生産水準に戻るのは、4月以降になりそうだ。

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