2012年3月19日

中国のマグネ精錬、陜西省が主産地に

 中国のマグネシウム精錬業界は、供給構造が急速に変化し、陝西省が生産の中心地になった。同省のマグネ精錬工場は、石炭採掘、コークスおよびタール、フェロシリコンの生産が主体のコンビナート型の工場で、副産物としてマグネを生産する。

 一方、10年以上にわたり業界をけん引してきた山西省の精錬メーカーは、競争力を失ったことから、「工場を閉鎖し陝西省での生産に力を入れるところが増えている」(上島隆・タックトレーディング社長)。