2012年4月24日

伸銅圧延メーカー、一般材受注を積極化

 伸銅圧延品メーカーが、一般材と呼ばれる汎用品の受注に積極姿勢を見せている。多くのメーカーは近年、他社と差別化しにくい一般材から、高付加価値の特殊合金や薄物に軸足を移してきており、これに逆行する流れだ。半導体リードフレーム材などの需要不振で稼働率が落ち込んでいるためだが、一般材分野にしても需要が潤沢なわけでなく、利益率も低い。それでも一般材に救いを求める姿は、国内伸銅業が置かれる状況の厳しさを表している。

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