2012年6月13日

鉛遮へい体 「福島」需要増

 鉛遮へい体の国内需要が増えそうだ。福島県において今秋、コメを全量検査する放射線検査装置150台を緊急納入することがこのほど決まり、100トン以上の鉛厚板が使用される見通し。福島第一原子力発電所の使用済み核燃料を輸送・貯蔵する鉛キャスク(容器)製造もプラントメーカーで本格化しており、今後2年間で数百トンの鉛地金が消費されるとみられる。