2012年6月26日

Jマテ.ホールディングス、上海工場に押出機導入

 Jマテ.ホールディングス(本社=新潟県上越市、山本秀樹社長)はこのほど、100%子会社の上海上越高級銅合金(中国上海市)に押出機1基(1800トンプレス機)を導入し、本格生産を開始した。日本企業が独資により中国で黄銅の押出事業を立ち上げるのは、今回が初めて。現地中国企業では、対米向け鉛レス黄銅材のニーズが増大し、中国国内に進出した産業機械、建設機械、軸受け部品などの大手メーカーから、高力黄銅材を中心に需要が高まっている。当面は月間300トンの生産を図り、鉛レス黄銅・高力系黄銅をメーンに、月産1000トン体制への引き上げを目指す。