2012年6月29日

銅スクラップ長契交渉 需要低調、数量削減も

 伸銅、銅箔、製錬メーカーと原料問屋、商社が結ぶ銅スクラップの長期契約で、7―9月期の交渉が大詰めを迎えている。価格条件はほとんどのメーカーで横ばいとなる見込みだが、一部には数量の削減を要求するメーカーもあり、今後も需要不振が長引きそうだ。銅スクラップは景気低迷と銅価下落の影響で発生量が低迷していることもあり、原料問屋各社は今後も荷動きの鈍化に頭を悩ませることになる。