2012年9月20日

銅建値70万円 荷動き依然鈍く

 9月積み銅建値は18日、約4カ月ぶりの高値となるトン70万円に上伸した。建値70万円は銅スクラップ発生増の目安となっていた水準だが、市中の荷動きは予想されていたほど改善が進まない。国内伸銅メーカーの需要が弱含んでいることや、先週末に急騰した海外銅相場に上伸の勢いが見られないため、直納問屋が市中買値を抑えていることが背景にある。当面の原料市場は発生減・需要減の縮小均衡状態が続きそうだ。