2012年10月2日

銅建値68万円 鉛建値22・5万円 亜鉛建値21万円

 JX日鉱日石金属は1日、10月積み銅建値を月末からトン1万円引き下げ、68万円に改定したと発表した。月内推定平均は月末の67万4200円から5800円切り上がった。指標となる現地28日のロンドン金属取引所(LME)の銅現物セツルメントは、前日比97・5ドル高のトン8267・5ドルだった。この日の東京為替TTSは1ドル=78・95円。

 三菱マテリアルは1日、10月積み鉛建値を月末から据え置きとなるトン22万5000円と発表した。月内推定平均値は月末の21万7100円から7900円切り上がった。現地28日のLME鉛現物セツルメントは、昨年9月20日以来の高値となるトン2300ドル。海外相場は6月から上げ基調で推移しており、建値も1年ぶりの高値水準にある。

 三井金属は1日、10月積み亜鉛建値を月末比据え置きとなるトン21万円と発表した。月内推定平均値は月末の20万800円から9200円切り上がった。指標となるロンドン金属取引所(LME)の亜鉛現物は、現地28日のセツルメントがトン2088ドル。先月14日に米国のQE3の実施を好感し、5月上旬以来となる2000ドル台に上伸すると、その後は底堅く推移している。