2012年10月5日

銅スクラップ、銅系上物の需給緩和 建値70万円時に発生増

 銅系ウワ物スクラップの需給が緩和している。先月下旬、銅建値が約4カ月ぶりの高値となるトン70万円に上伸し、市中売り手は評価損を被っていた塩漬け玉を一斉に放出。直納問屋各社はこれを手当てして在庫を増やしたが、10月に入って伸銅メーカーの需要は弱含んでおり、足元は手当てに消極的な姿勢をとる問屋が増え、取引価格も低迷している。