2012年12月6日

古河電工、高密度カーボン線開発 ポリマー不使用

 古河電気工業は5日、湿式紡糸法によるポリマーフリーの高密度カーボンナノチューブ(CNT)線を開発したと発表した。絶縁体のポリマーを含まず、密度も高めたことで、導電率は従来の湿式CNT線と比べ20倍以上に改善。銅線などとの差はまだ大きいものの、さらなる高密度化などの研究を進め、将来的に軽くて高強度な自動車用ワイヤハーネスなどとして実用化を狙う。