2013年4月17日

非鉄国際相場、売り一色

 世界景気に対する先行き不安が広がったため、非鉄金属をはじめとする商品市況は今週に入り売り一色となった。経済成長が再び加速するとみられていた中国は、1―3月の国内総生産(GDP)が鈍化し、市場予想を下回った。景気回復が堅調だった米国は、雇用統計の発表以降、さえない経済指標が続く。その米国で出口戦略の議論が続いていることも、商品市況の地合い悪化につながっている。特に金市場にとってはマイナス材料で、売りが売りを呼び急落した。