2013年10月2日

UACJ、発足 早期にシナジー効果

古河スカイと住友軽金属が統合したUACJが1日発足し、岡田満・社長兼CEOと山内重徳・会長兼CEOが社員に向けてメッセージを発表した。岡田社長兼CEOは「UACJグループにとっての最大の課題は『合併によるシナジー効果の早期実現』をあらゆる事業、職場で進めること。お客さま満足度の最大化とコンプライアンス、安全、環境、品質の徹底を意識しながら、これらの課題に取り組んでほしい」と話した。国内事業について「統合前から両社が個別に事業の構造改革を進めてきたが、今後も手綱を緩めることなく引き続き推進し、シナジー効果の発揮に向けあらゆる手段を講じなければならない」と強調。海外でも「来年初めからのタイ圧延工場の垂直立ち上げを計画通りに実行し、米TAAをはじめとする海外拠点と連携して、世界規模で強固なサプライチェーンを構築することが重要だ」などと話した。 山内会長兼CEOは「新生UACJグループにとって最大の課題は『融合』。生まれ育ちの異なる両者が共に働く中で、軋轢も出てくるかもしれないが、『公平』『相互尊重』『信頼』という理念と『統合新会社にとって何がベストか』という判断基準が大事にして、真の融合を実現してほしい」などと述べた。

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