2013年10月22日

フジクラ、Y系超電導線 初の商用化 東芝から受注

フジクラは21日、東芝から約20キロメートルのイットリウム(Y)系高温超電導線材を受注したと発表した。第2世代となるY系の高温超電導における商用化は、世界で初めて。同社は佐倉事業所(千葉県佐倉市)で年間200キロメートル規模の能力を今年度に確保し、2017年度にはこれを10倍に引き上げる計画。設備投資額は、十数億円規模を見込む。20年度をめどに、Y系超電導の分野で「全世界の半分以上のシェアを取りたい」(伊藤雅彦・執行役員新規事業推進センター超電導事業推進室室長)との方針だ。