2013年12月24日

丸紅予測、アルミ供給過剰が拡大 14―15年 中東など新規生産

丸紅は20日、2014―15年の世界アルミニウム需給予測を発表した。需要は今後2年間で毎年5―6%ずつ増加する一方、これを若干上回るペースで供給が伸びるため、15年には供給過剰が20万トン近くまで拡大する見通し。先進国では大きな需要の伸びが期待できないものの、新興国を中心に高水準を維持する。ロンドン金属取引所(LME)価格の低迷などから一部製錬所の閉鎖や減産が見込まれるが、中東やアジアの新規生産開始により供給は増える。また、13年は世界全体の需要と供給が、ともに初めて5000万トンを超える見通しと分析した。