2014年4月9日

バッテリー鉛原料、規格緩和の波

国内の一部バッテリーメーカーにおいて、使用する電気鉛の品位を下げる動きが出ている。従来は4ナイン(純度99・99%)以上を使用していたが、3ナイン7(99・97%)レベルの輸入鉛の配合を増やし、原料の安定調達を図る狙い。電気鉛需給がひっ迫した2年前から、海外の日系バッテリー工場では原料規格の緩和が進んでいたが、その波がついに国内にも及んできた。