2014年8月19日

三菱アルミ 板の海外生産に意欲

三菱アルミニウムの半沢正利社長は産業新聞の取材に対し「いずれはアルミ板でも海外に出ていかなければならない」と話し、熱交換器向けアルミ板の海外展開に意欲を示した。進出時期や方法は未定とした上で、製造拠点設立の有力な候補地としてアジアと南北アメリカ大陸を挙げた。同社は現在、中国やタイ、米国で熱交換器用のアルミ多穴管を製造しているが、板に関しては自前の海外拠点を持っていない。今後は板・押出の双方でグローバル供給体制を確立し、需要の増加に対応できる体制を整えることで、熱交材事業の拡大を目指したい考えだ。