2014年9月26日

昭和電工、中国「月産1000トン目指す」 アルミ箔

昭和電工の市川秀夫社長は産業新聞のインタビューに対し、中国・南通市にあるアルミ箔加工拠点、昭和電工アルミ(南通)(SDAN)の能力を将来的に月1000トンまで引き上げたいとの考えを明らかにした。SDANは増強工事によって現在月400トンの加工能力を来年1月に600トンに引き上げることが決まっているが、市川社長は「現地の需要は大変強い」と話し、時期は明示しなかったものの、熱処理以降の下工程の部分を今後も増強する必要があるなどと話した。一方、溶解鋳造や圧延などの上工程については「当面は必要ないのではないか」と慎重な姿勢を示した。