2015年1月5日

古河電工・日光、一貫生産での量産再開

古河電気工業は5日、日光事業所(栃木県)が銅条製品の一貫生産による量産を同日より再開したと発表した。同日記者会見した柴田光義社長は、「自動車向けなどボリュームゾーンにしっかり製品投入し、利益の出る事業に育てていきたい」と語った。同席した銅条・高機能材事業部門長の小林敬一執行役員は、販売量に占める自動車向け比率を現状の5割弱から、「2017年度には75%まで高めたい」と話した。

日光事業所は昨年2月の大雪で被災したが、復旧が予定通り進み、先月初旬にはサンプル出荷を開始した。一連の復旧費用に77億円かかっており、柴田社長は「多額の投資した以上は勝てる事業にしなくてはならず、その戦略を作り上げた」と力を込めた。

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