2015年1月29日

アルミ圧延品 14年生産、4年ぶり増204万4000トン

日本アルミニウム協会が28日発表した2014暦年のアルミ圧延品生産量は前年比4・4%増の204万4498トンで、10年(205万7714トン)以来4年ぶりのプラスとなった。出荷も同様に4年ぶりに前年実績を上回った。13年は自動車向け需要が低迷したため、軽圧品生産量も伸び悩んだが、14年は消費税増税をにらんだ駆け込み購入が生産を押し上げた。UACJタイ工場向けに半製品の輸出が伸びたことも寄与した。ただ足元では建材の不振などが響き、11・12月と2カ月連続で前年同月比マイナスとなるなど、一部分野で減速感も見られる。