2015年9月1日

環境省、16年度概算要求46%増 水銀対策を積極化 新規に発生源追跡

 環境省は31日、2016年度予算概算要求として、優先課題推進枠の要望額を合わせた一般会計で3666億円と、15年度当初予算に比べ46%増やすと発表した。このうちエネルギー対策特別会計では、1711億円(同70%増)と増額を見込む。

 非鉄関係では、水銀対策への取り組みを積極化。新規要求は、「水俣条約の実施に向けた水銀発生源追跡手法の開発研究」に9100万円を盛り込んだ。また、「水俣条約に基づく水銀廃棄物の環境上適正な処理の支援事業」で1億7900万円、「水銀に関する水俣条約実施推進事業」で2億8000万円、「水銀大気排出対策推進事業費」3600万円をそれぞれ計上した。