2015年9月9日

ニッケル系スクラップ 国内需給にタイト感

 ニッケル系スクラップの国内需給が引き締まっている。ロンドン金属取引所(LME)相場が6年ぶりにトン1万ドルを下回り、手持ち筋の売り意欲が冷え込み、一部品種ではひっ迫感も出てきた。国内発生の少ないニッケル―銅系のモネルやキュプロ・ニッケルはタイト感が強く、特金スクラップ問屋は荷繰りに頭を悩ませている。