2016年3月29日

アルミ製品総需要、16年度407万トン見通し

 日本アルミニウム協会は29日、来年度(2016年度)のアルミ製品総需要が15年度見込み比0・8%増の407万7000トンになる見通しだと発表した。15年度の総需要は住宅用アルミサッシが樹脂に押されて伸び悩み、国内自動車生産の減少を受けて鋳造品やダイカストも落ち込んだため、400万トン台は維持したものの3年ぶりに前年度の実績を下回った。16年度は消費増税前の駆け込み需要に伴う自動車生産の増加が寄与し、プラス転換が見込めると予測した。