2016年3月31日

廃バッテリー、市中相場半年ぶり反発

 鉛リサイクル原料の廃バッテリー(使用済み自動車用鉛蓄電池)の市中取引相場が反発した。昨秋から下がり続けていたものの、足元は底を打ってキロ70円台に戻しつつある。今月前半までの鉛建値の上昇局面では下落し、建値が反落すると逆行高をたどるなど、あらためて指標との連動性の薄さを印象付け、二次精錬メーカーなどは原料コスト高騰の再来に対する不安を抱いている。