2016年5月2日

住友鉱山、スカンジウム回収参入

 住友金属鉱山は28日、ニッケル鉱石からのスカンジウム回収事業および酸化スカンジウムへの加工事業に参入決定したと発表した。米国の燃料電池用部材大手と今回、酸化スカンジウムの長期販売契約を結んだ。計約40億円を投じて比子会社タガニートHPALニッケルに中間品の回収プラント、播磨事業所(兵庫県)に中間品から酸化スカンジウムを生産する工程を新設する。年約7・5トン(酸化スカンジウム換算)の製造能力で、2018年春の生産開始予定。