2017年1月16日

インドネシア、ニッケル鉱石禁輸緩和 政令改正、省令を発表

 インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は現地11日、鉱業事業活動に係る2017年第1号政令(10年第23号政令の4次改正に相当)に署名した。国産鉱物資源の国内での高付加価値化(製精錬)義務を軸に、従来の新鉱業法(09年法律第4号、09年1月公布・施行)の大方針を踏襲。一方で、今後5年間、低品位ニッケル鉱石などの輸出を一部解禁する省令を同時発表した。輸出許可に係る諸条件など、細則・詳細の不明点がまだ多く、日本の関係者らは「要精査」と一様に慎重な構えを見せる。