2017年1月30日

アルミ圧延品202万トン 16年生産、2年ぶり増

 日本アルミニウム協会が27日発表した2016年のアルミ圧延品生産量は前年比0・1%増の202万1862トンで、2年ぶりに前年実績を上回った。板は輸出減などが響き3年ぶりのマイナスとなったが、押出の増加が吸収した。15年は乗用車向けの需要が押出品を中心に落ち込み、住宅サッシも低迷した。16年は乗用車の生産台数が前年より増加し、それに伴って熱交換器などに使われる押出品の需要も増加。トラック架台向けの需要が高水準で推移したことも寄与した。住宅サッシを含む建設向けは依然低水準ではあるものの、前年は上回った。