2017年3月14日

住友電工、膜分離排水処理装置 海外で初納入

 住友電気工業は13日、高級デニム素材を手掛ける大手メーカー「カイハラ」(広島県福山市)の広島・吉舎とタイ・ラチャブリー工業団地の工場に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製中空糸膜(ポアフロン)を用いた膜分離排水処理装置を納入したと発表した。同社はこれまで、産業排水、下水処理向けに、主として膜モジュールの形態で販売を展開。今後は、膜モジュールを組み込んだ装置システム形態での販売を強化していく方針だ。住友電工がこれらシステムで海外に納入したのは、今回が初めて。同社は今後、数年内に同システムトータルで売上高100億円達成を目指す。

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