2017年6月23日

山崎金属産業 3期ぶり経常増益

 非鉄流通大手の山崎金属産業(本社=東京都千代田区、山崎洋一郎社長)の2017年3月期連結業績は経常利益が前の期比約4・1倍の8億7100万円で、3期ぶりの増益だった。国内で液化天然ガス(LNG)船貯蔵用タンクや液晶・半導体製造装置などに使われるアルミ板の取り扱いが前期より増加。伸銅品も日本やタイで販売が伸びた。同社が保有する株式に対し約2億7000万円の特別配当があったことなども利益押し上げに寄与した。18年3月期は売上高が前期比13・8%減の285億2900万円、経常利益が83・4%減の1億4500万円と減収減益になる見通し。前期から一転してLNG向け需要が落ち込むことなどが背景にある。