2017年7月21日

銅電線、1ー6月出荷前年並み

 日本電線工業会は20日、国内電線メーカー約120社の2017年上期(1―6月期)銅電線出荷量を発表し、速報値で前年同期比0・8%増の33万7730トン(銅量)となった。主力の建設・電線販売業向けが低調に推移している半面、自動車や電気機械などが善戦し、落ち込み分をカバー。これにより、内需は前年並みを確保し、輸出もわずかながら増加に転じて、トータルで小幅増を実現した。建設関係では、各社とも下期以降の需要持ち直しに期待感が強いものの、やや不透明感も台頭している。