2017年9月21日

台湾政府、資源循環政策を推進 「マテリアルバンク」検討

 台湾政府・行政院環境保護署(日本の環境省に相当)の李應元署長はこのほど、産業新聞社の単独取材に応じ、環境分野における資源循環政策を推進していく方針を明らかにした。将来的には金属やプラスチックといった素材だけでなく、建設資材や一般家財などといった使用済み製品も政府が回収し、再利用のため供給するシステム『マテリアルバンク』の創設を検討していく考え。従来の3R(リユース、リデュース、リサイクル)に加え、デザインやプロセスの再設計にも取り組んでいく。これにより台湾におけるマテリアルリサイクルを加速し、国を挙げて資源の有効活用を目指す。