2018年5月21日

大手電線、設備投資3000億円に拡大 光・自動車に注力

 大手電線メーカー各社は、2018年度の設備投資を積極化させる方針だ。住友電気工業、古河電気工業、フジクラ、昭和電線ホールディングスの4社は、今年度の設備投資合計で2945億円と、前年実績から390億円積み増し、3000億円に迫る水準まで拡大させる。電線材料セグメントでの数字を開示していない日立金属も、全社ベースでは今年度に1000億円へ設備投資を増やすなど、各社とも積極姿勢が目立つ。光ファイバー・ケーブル需要が旺盛で、これに対応した取り組みほか、自動車向けが拡大して全体をけん引。各社では投資額を増加させ、中長期の事業拡大に向けた動きを推進していく。