2018年6月12日

特金スクラップ 指標難、値決め混乱続く

 特金スクラップの値決めが混乱している。海外ニッケル相場は上昇しているものの、原料調達のめどが立った大手需要家の国内ステンレスメーカーは、今月積み契約価格を据え置き。昨秋から数量確保を優先して足元価格での調達を始め、従来の前月価格との中値方式も採用されていたが、ここにきて価格がこう着している。直納問屋は指標が見えなくなり、値探りに悩まされている。