2010年6月21日

因幡電産、難燃被覆銅管を発売 安全性向上・価格は従来並み

 因幡電機産業はこのほど、難燃性の保温材を用いた被覆銅管『ネオパイプNHR』を発売した。被覆銅管を接続するろう付け作業を安全に行うことができ、価格面でも従来の一般被覆銅管とほぼ同じ水準に抑えた。

 保温材は、難燃配合の外層シボ付き化学架橋30倍発泡ポリエチレンで、米国の安全性規格である燃焼試験「UL94 HBF」の基準に相当する自己消火性能を持つ。

 被覆銅管の形状での燃焼性試験では、4メートル直管の縦引き配管で、一般仕様の被覆銅管と難燃被覆銅管『NHR』の2種類を、下部からバーナーで着火して、燃焼性の対比試験を行った結果、一般仕様の4メートル直管は全焼したが、『NHR』はわずかな延焼距離で消火し、安全性の違いが証明されている。