2011年6月17日

日本高周波、新冷間工具鋼を発売 熱処理変寸を改善

 日本高周波鋼業は16日、新開発した冷間工具鋼「KD11MAX」を販売すると発表した。この商品はヒット商品である冷間工具鋼「KD11S」の後継鋼として、耐摩耗性を引き継ぎ熱処理変寸を改善するなど、多様化するユーザーニーズに対応した。

 KD11MAXは、従来のKD11Sの特長である優れた被削性をさらに改善し、熱処理時の変寸を最小化することで、金型の製造期間の短縮とコストダウンを可能にした。金型の耐久性も向上し、耐摩耗性や靭性、疲労特性の改善によりバランスに優れた工具鋼として、同社では国内外で拡販していく考え。

スポンサーリンク