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更新日: 2012年4月23日

住友金属、3DQ量産技術が完成 超ハイテン鋼管部材、最大50%軽量化

 住友金属工業は20日、住友鋼管、住友金属プラントの3社で開発を進めてきた3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)の量産加工技術が完成したと発表した。3DQは複雑な形状の超ハイテン鋼管部材を高効率で製造できる画期的な技術で、部材重量を最大で50%軽量化することができる。2012年度上期中には、世界で初めて3DQで製造した部材を搭載した自動車が販売される予定。

 3DQはさまざまな形状の鋼管(丸管、角管、各種異形鋼管など)を局部的に加熱・曲げ加工し、その直後に水で急冷して焼入れを行う連続プロセスで、金型を使わずに複雑な形状の超ハイテン鋼管部材を作れることが特徴。既存工法では達成できなかった強度1470メガパスカル以上の鋼管部材を製造することが可能となる。

新製品・新技術 今回完成した量産加工技術は、曲げ加工に多軸ロボットを用いており、設備のコンパクト化と低コスト化を実現。ロボット技術については安川電機と共同で開発した。

 自動車の車体は通常、鋼板をプレスして作るが、鋼管のような断面が閉じた部材を用いると、曲げやねじりに対する剛性が上がり、軽量かつ安全な車体を低コストで製造することができる。しかし、ハイテン鋼管は加工が難しく、曲げ加工に対応できる物は、最高で強度980メガパスカル級までだった。アルミ製では閉じた断面の部材は実用化されているものの、コストが高く量産車での採用は限られている。

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