2012年9月7日

ホンダ、新触媒を開発 ロジウム使用量半減

 ホンダは6日、触媒に使われる貴金属の一つであるロジウムの使用量を50%低減した新触媒を開発したと発表した。排出ガスの還元浄化作用に優れるロジウムの一部を、酸素の吸放出速度を高めたパラジウムに代替することで実現し、貴金属の総使用量も22%低減した。19日に発売される北米仕様の新型「アコード」から採用し、順次拡大を目指す。

 また、世界有数の厳しい排出ガス規制である米国カリフォルニア州の、低公害車基準LEV2法規のSULEVカテゴリーに適合させながら、新触媒のコストも37%削減された。