2012年11月15日

双和製作所、極小緩み止めナット開発

 各種工業用ファスナーメーカーの双和製作所(本社=大阪府富田林市)は、極小緩み止めナット「スーパーE―ナット」を開発し、本格販売を開始した。プレス成形によるフランジ付きナットで、業界初となるM1・0サイズまでの極小サイズを製品化。メガネ部品など精密部品向けに用途提案を進めていく。

新製品・新技術 スーパーE―ナットは呼び径サイズでM1・0、M1・2、M1・4と一般のフランジ付きナットにない極小サイズを実現した製品。主に電子・光学機器やメガネの部品に使われるこの分野で、ワッシャーやスプリングワッシャーなどを使わずに確実に締結できる。

 締結によって内側ねじ部の接点表面のたわみによって振動を吸収することで、応力を集中させずに分散させて、緩み止め抑止効果を得られる。重さは一般的な市販ナットの約半分と軽量で、ワッシャー組み付けが不要となり作業性が向上する。